Fedora11のフォルダ共有について

Fedora11をVirtualBox2.2.4にインストール(ホストOS:WindowsVista)した時のフォルダ共有の設定もUbuntuの時と似たような方法でできます。少し違う所もあるので一部書き直してあります。
この方法はフルインストールした自分の環境ではできたのですがインストールオプションの設定によっては他にコマンドが必要になるかもしれません。
まずはVirtualBox GuestAdditionをインストールしましょう。
①Fedora11を起動、ログイン。
②VirtualBoxのメニュー「デバイス」から「Guest Additionのインストール」を選択。
デスクトップにVBOXADDITIONS_2.2.4_47978というCDのアイコンが表示されます。
③Fedoraのメニュー「アプリケーション」-「システムツール」-「端末」を選択
GNOME端末2.26.1という端末エミュレータが起動します。
④コマンド「su」と打ってEnterを押す。
rootのパスワードを求められるので入力しましょう。
これによりroot権限でないと実行できないコマンドが使えるようになります。
⑤コマンド「/media/VBOXADDITIONS_2.2.4_47978/VBoxLinuxAdditions-x86.run」と打ってEnterを押す。
VirtualBoxのバージョンやOS環境によりCDの名前やファイル名は違ってくるのでできればCDアイコンを開いて確認しておきたいです。
⑥うまくいったらexitと繰り返し入力してGNOMEを退出する。
⑦Fedoraの再起動。
Ubuntuの時と同じくGuest Additionを入れる事で高解像度の画面が使えたり、ホストOSとゲストOSのマウスカーソルの行き来がスムーズになったり、共有フォルダが使えるようになります。
続いて共有フォルダの設定です。
①ホストOS上に共有に使うフォルダを用意しましょう。
Windows上では共有設定をしなくてもVirtualBoxとゲストOSで設定すれば見る事ができます。
②VirtualBoxのメニュー「デバイス」-「共有フォルダ」を選択
③+マークの付いた緑色のフォルダボタンをクリック
④フォルダのパス、フォルダ名(FolderName)を設定。永続化するにチェックを入れる。
フォルダ名は後の設定で使うので覚えるかメモしておきましょう。
⑤「OK」ボタンを2つ押し共有フォルダの設定ダイアログを終える。
⑥Ubuntuに共有フォルダをマウントしたい位置にフォルダを作る。
今回は/homeのユーザー名(UserName)のディレクトリの中にフォルダ(DirName)を作りました。
例 /home/UserName/DirName
Fedora11の場所メニューもUbuntuと似ています。同じようにしてフォルダを作りましょう。
⑦「端末」で「su」コマンドを入力する
今回もrootのパスワードが必要です。
⑧root権限で次のコマンドを入力
mount -t vboxsf FolderName /home/UserName/DirName
FolderNameやUserNameやDirName等は自分の環境に合ったものを入力しましょう。
⑨うまくいったらUbuntuとWindowsでファイルを読み書きをして動作を確認しましょう。
geditでテキストファイルを共有フォルダに保存しようとしてもText file busyというエラーメッセージがでる時は違うソフトでテキストファイルを読み書きすると保存できると思います。
⑩シャットダウンするとこの設定は消えてしまうのでスタートアップ時の起動設定の中に組み込みます
root権限で「gedit /etc/rc.local」と入力しgeditを起動。
⑪最終行に、⑧で入力したコマンドを入力。
mount -t vboxsf FolderName /home/UserName/DirName
⑫保存する。
⑬端末をexitで退出し、Fedoraを再起動し、確認しましょう。
Ubuntuで一度できている人は意外とすんなりできるかもしれません。
これでFedoraをばりばり使う事ができそうです。

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