Fedora11でEclipseとCDTの日本語化

Fedora11でCDTの入ったEclipseを使ってC++のプログラムをビルドしてみましたが、英語の専門用語が表示されていると日本語が恋しくなってくるので日本語化を行う事にしました。
日本語化の方法
今回はPleiadesを利用させていただきました。
ダウンロードはこちらです。
http://mergedoc.sourceforge.jp/index.html#/pleiades.html
All in Oneパッケージの方でなく、Pleiades本体ダウンロードの安定版1.3.0の方をダウンロードしました。
ファイル名はpleiades_1.3.0.zipです。
ダウンロードしたファイルはFedoraのホームフォルダにコピーしました。
ファイルを右クリックして「ここに展開する」を選択するとpleiades_1.3.0フォルダが作成され、その中にファイルが解凍されます。
解凍してできたファイルをEclipseに上書きします。
例えばこのような2つのコマンドで行います。
cp -R /home/UserName/pleiades_1.3.0/features/* /usr/lib/eclipse/features/
cp -R /home/UserName/pleiades_1.3.0/plugins/* /usr/lib/eclipse/plugins/
端末のsuコマンドでroot権限にして行う事とコピー元フォルダのUserNameなどは自分の環境に合わせたものを使う事を忘れないようにしましょう。
最後にRoot権限で設定ファイルに一行設定を追加する必要があります。
gedit /usr/lib/eclipse/eclipse.ini
でEclipseの設定ファイルを開きます。
-Dorg.eclipse.equinox.p2.reconciler.dropins.directory=/usr/share/eclipse/dropinsの次の行に
-javaagent:/usr/lib/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
を一行追加しましょう。
これで日本語化されたEclipseやCDTが堪能できます。

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Fedora11にEclipseとCDTのインストール

Fedora11にEclipseとCDTをインストールするとどのようになるのか、Ubuntuにインストールしたあと、気になっていました。
そこで、Fedora11にもEclipseとCDTをインストールしてみる事にしました。
もしFedora11をインストールしたばかりでネットにつながらない場合は
次のサイトに書いてある設定が参考になるかもしれません。
http://fedorasolved.org/Members/khaytsus/go-online-automatically-at-boot
私もここでつまずきました。
Fedoraの場合yum installコマンドでパッケージを指定するとダウンロード・インストールをほぼ自動的に行う事ができます。
流れ
①端末でsuコマンドを入力。
ルートのパスワードの入力も必要です。
②Eclipseのパッケージのダウンロード・インストールを行うため次のコマンドを入力
yum install eclipse
Fedora用のEclipseバージョン3.4.2がインストールされます。
このコマンドを使うとJDKもついでにインストールされるみたいです。
③CDTのダウンロード・インストールコマンドを入力
yum install eclipse-cdt
これで英語ながらもFedoraでEclipseやCDTを使う事ができます。
Ubuntu9.04よりも新しいバージョンが使えるようになったようです。

Eclipse(CDT)でC++ソースを実行する方法

Eclipse(CDT)でC++ソースの入力から実行までの手順を書きます。
なおメニュー等は日本語化プラグインパッケージによる表記をしています。
●EclipseにC++ソースを入力するまで
①Ubuntuのメニュー「アプリケーション」-「プログラミング」-「Eclipse」を選択
②Eclipseのメニュー「ファイル」-「新規」-「プロジェクト」を選択
③新規プロジェクトダイアログで「C++」-「管理MakeC++プロジェクト」を選択「次へ」
スタンダードMakeC++プロジェクトの場合、Makefileを自分で作らなくてはなりません。
④管理MakeC++プロジェクトの画面でプロジェクト名を入力「次へ」
⑤プロジェクトタイプの選択は特に変更する場所がなければ「終了」でOK
⑥画面左側にC/C++プロジェクトが表示されていると思いますのでプロジェクト名で右クリック-「新規」-「ソースファイル」を選択
画面左側にC/C++プロジェクトのペインが表示されていない場合は
Eclipseのメニュー「ウィンドウ」-「ビューの表示」-「C/C++プロジェクト」で表示できます。
⑦ソースファイル名(例:test.cpp)を入力「終了」
⑧中央にソースを入力するテキストエディタが開くのでソースを入力
ソースの例
#include
int main(void)
{
printf(“Hello World”);
return 0;
}
⑨Eclipseのメニュー「ファイル」-「すべて保管」で保存します。
●EclipseでC++ソースをビルドするまで
①Eclipseのメニュー「プロジェクト」-「すべてビルド」でOKです。
「自動的にビルド」にチェックが入っている場合は「すべてビルド」は選択できないようになっています。
●Eclipseでプログラムを実行するには
①ビルドが成功したらEclipseのメニュー「実行」-「構成および実行」を選択
②構成および実行ダイアログ左側で「C/C++ローカルアプリ」をダブルクリック
③プロジェクト名が表示されるので選択
④「プロジェクトの検索」ボタンをクリック
⑤プログラム選択ダイアログでバイナリーを選択し「OK」
⑥実行ボタンを押す
⑦Eclipseのメイン画面下側のコンソールタブを選択するとHello Worldと表示されているのを見る事ができます。
いろいろいじっていくとまだまだ新しい機能が見つかりそうです。

EclipseとCDTの日本語化

Ubuntu9.04にインストールしたEclipseとCDTについて日本語化を行いました。
●Eclipseの日本語化
Eclipseを英語版で一度起動してから日本語化を行ったほうが違いがわかって楽しいのかもしれませんが一応ここでやり方を書いておきます。
まずは日本語化プラグインをダウンロード
Eclipse日本語化プラグインのダウンロードサイトはこちら↓
http://archive.eclipse.org/eclipse/downloads/drops/L-3.2.1_Language_Packs-200609210945/index.php

SDK Language PacksのNLpack1-eclipse-SDK-3.2.1-gtk.zipを使用しました。
ダウンロードが終わったらUbuntuのデスクトップにコピーし、ファイルのアイコンを右クリックすると「ここに展開する」のようなメニューが出てくるのでそれを選択します。
そうすると解凍されeclipseというフォルダを作成し解凍されます。
つぎに端末を開いてこのプラグインファイルをインストール済みeclipseに上書きします。
まずはカレントディレクトリをデスクトップにしたいので
cd デスクトップ
コマンドでカレントディレクトリを移動します。
漢字や全角文字は半角/全角ボタンで切り替えるかCtrl+スペースキーで切り替えられる事が多いと思います。
次に2つコマンドを実行します。ひとつずつ行いましょう。
sudo cp -R eclipse/plugins/* /usr/lib/eclipse/plugins/
sudo cp -R eclipse/features/* /usr/lib/eclipse/features/
ここでeclipseのpluginsフォルダとfeaturesフォルダの上書き(マージ)を行っています。
これでEclipseの日本語化は完了です。
続いて同じようにしてCDTの日本語化も行います。
●CDTの日本語化
まずはCDTの日本語化プラグインパッケージをダウンロードします。
ダウンロードサイトはこちら↓
http://www.eclipse.org/downloads/download.php?file=/tools/cdt/releases/callisto/NL_language_packs/CDT_NL_3.1.1.zip

このファイルもまずデスクトップにコピーします。
右クリックメニューで「ここに展開する」を選択し解凍します。
端末でカレントディレクトリがデスクトップになっていない場合はデスクトップにしましょう
cd デスクトップ
前回と同じように2つコマンドを実行します。
sudo cp -R eclipse/plugins/* /usr/lib/eclipse/plugins/
sudo cp -R eclipse/features/* /usr/lib/eclipse/features/
ここでもeclipseのpluginsフォルダとfeaturesフォルダの上書きを行っています。
うまく上書きできたらCDTの日本語化も完了です。
さっそく日本語化したEclipseやCDTを堪能しましょう。

EclipseとCDTをUbuntu9.04にインストールする方法

EclipseとCDTをUbuntu9.04にインストールする方法を書きます。
●UbuntuにEclipse本体をインストール
「端末」を開いてコマンドで行いました。
コマンドはこちら↓
sudo apt-get install eclipse-sdk
バージョン3.2.2がダウンロード・インストールされました。
JDKもついでにインストールされるようです。
●UbuntuにCDTをインストール
こちらも「端末」でコマンドを入力してインストールしました。
コマンドはこちら↓
sudo apt-get install eclipse-cdt
バージョン3.1.2がダウンロード・インストールされました。
JDK・Eclipse・CDTはコマンドを使わなくてもソフトウェア本体をブラウザでダウンロードできるのですがコマンドを使った方が手軽にインストールできます。

EclipseでC++プログラミングにチャレンジ

オープンソースの統合開発環境であるEclipse。
Java言語で記述されたシステムの開発に用いられる事が多いようですが、今日はC言語やC++言語を使った開発ができる環境を整えてみる事にしました。
EclipseはJava上で動くソフトなのでJava Runtime Environment(JRE)またはJavaデベロップメントキット(JDK)のインストールが必要です。
Ubuntu9.04でapt-get installコマンドでEclipseをインストールする時はEclipseをインストールする時、ついでにJDKがインストールされるようです。
C++の開発を行うにはEclipse本体をインストールした次にCDTのインストールも必要です。
Eclipse本体もCDTも日本語化キットを本体と別に入手する事ができ、それをインストールする事によりメニューやダイアログの表示が日本語化されます。
今日は順を追って簡単なC++サンプルソースを実行する所まで紹介したいと思います。
なおOS環境はVirtualBoxにインストールしたUbuntu9.04を使用しました。